日産自動車の欧州部門は3月7日、新型『キャシュカイ』(Nissan Qashqai)に「e-POWER」を設定すると発表した。欧州初のe-POWER搭載車の市販車とプロトタイプの写真を紹介する。
e-POWERの特長は、ガソリンエンジンが発電のためだけに使用され、駆動は電気モーターによって行う点にある。これによって、エンジンは常に最適な範囲内で作動し、従来の内燃エンジンと比較して優れた燃費と低いCO2排出量を実現しているという。
新型キャシュカイの場合、e-POWERシステムのモーターは、最大出力190hpを発生する。発電専用の1.5リットル直列3気筒ガソリンターボエンジンには、可変圧縮比テクノロジーが導入され、最大出力156hpを引き出す。e-POWERシステムには、ガソリンエンジン、発電機、インバーター、電気モーターが一体設計されている。
なお、車体に擬装が施されたプロトタイプの写真では、前後の日産のエンブレムが隠されている。フロントの日産エンブレムは、モーターで走行するe-POWERらしく、「Quiet」の文字に置き換えられている。
日産のロゴが?…e-POWER 欧州進出、キャシュカイ の市販車とプロトタイプ[詳細写真]
2022年03月09日(水) 21時00分
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