トヨタ・コースター《写真提供 トヨタ自動車》

トヨタ自動車は、日野自動車が開発・製造した平成28年排出ガス規制(ポスト・ポスト新長期規制)対象エンジン「N04C(尿素SCRシステム搭載)」を搭載する小型バス『コースター』について、実際の燃費性能が諸元値に満たないことが判明したと発表した。

日野自動車において、平成28年排出ガス規制対象エンジンの排出ガスおよび燃費の認証申請に関する調査を行った結果、コースターに搭載の小型エンジン「N04C(尿素SCRシステム搭載)」が、技術検証により実際の燃費性能が諸元値に満たないことが判明した。

数値の乖離の原因や、不正行為の有無等については、現在日野自動車において調査中。なお、今回判明したエンジン性能に関する事項は、走行機能への影響はなく、安全上の懸念が発生するものではないとしている。

対象となる車両は2019年7月から2022年1月に生産したコースターおよびコースタービッグバン、約3000台。

トヨタ・コースター《写真提供 トヨタ自動車》