メルセデス AMG GTクーペ 次期型プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》

メルセデスベンツの高性能2ドアスポーツカー、AMG『GTクーペ』次期型プロトタイプを、スクープサイト「Spyder7」のカメラが初めて捉えた。プラットフォームを同じくする新型『SL』との差別化はどうなるのか。

AMG GTクーペは、『SLS AMG』の実質的後継モデルとして2014年にデビュー。今回が初のフルモデルチェンジとなり、2代目へ世代交代される。

凍てつくフィンランド山中でキャッチした市販型プロトタイプは、ヘッドライトなど、まだプレースホルダー(ダミーコンポーネント)が装着されているが、ボディは生産型と見られ、黄色の外装色がルーフやバンパーから露出している。また長いボンネットと短いオーバーハングなど、フロントエンジン、後輪駆動モデルの典型的なスタイルが確認できる。

次期型では、『SL』新型とプラットフォーム、および多くの技術コンポーネントを共有する。ただし、エクステリアは大きく異なり、AMG GTクーペでは、フロントエンドのエアインテーク、ヘッドライトなどハイパーカー『AMG One』から影響を受けたアグレッシブなデザインが特徴となる。またボディサイドにはSLや『Sクラス』(W223)同様にフラッシュドアハンドルが装着される可能性が高い。

プロトタイプの後部は、SLと非常に似たレイアウトが見てとれるが、バンパーとディフューザーの下部に変更が見られるほか、水平基調のスリムなLEDテールライト、アクティブリアスポイラー、クワッドエキゾーストパイプが確認できる。またSLは丸みを帯びた柔らかなラインを持っているが、AMG GTクーペは、よりシャープでエッジの効いた形状を特徴とする。

キャビン内では、最新のMBUXインフォテインメントテクノロジーを継承。SLと同様にセンターコンソールのほとんどをカバーする11.9インチのタッチスクリーンディスプレイを搭載。2+2シートレイアウトで実用性が高められると予想される。

パワートレインは、4.0リットルV型8気筒エンジンを搭載し、最高出力はトリムレベルにより476psと584psを提供。そのパワーは「4MATIC+」全輪駆動で四輪全てに伝達される。また4ドア「GT 63S Eパフォーマンス」の800psを超える高性能PHEVの設定が噂されている。

AMG GTクーペ次期型のワールドプレミアは、最速で2022年秋とも伝えられるが、Spyder7スクープ班では、2023年秋以降と予想している。

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