江ノ島海岸(神奈川県)を警戒する消防隊員《Photo by Damon Coulter/SOPA Images/LightRocket via Getty Images)/ゲッティイメージズ》

海も陸地も八方ふさがりで身動きがとれないとはこういうことなのか。

国内の新型コロナウイルス感染者が、きのうの日曜日(1月16日)は、全都道府県と空港検疫などで新たに2万5658人が確認。大阪、兵庫、広島、福岡など7府県で過去最多を更新したそうだ。東京都でも新規感染者が4172人、3日連続で4000人を上回ったという。病床使用率も19.3%で、都が政府に「まん延防止等重点措置」の適用要請を検討する基準の20%に迫っており、予断は許せない。

こうした中、南太平洋のトンガ近海沖の海底火山の噴火で、気象庁は鹿児島県の奄美群島とトカラ列島、岩手県沿岸部に津波警報を、太平洋側を中心に日本列島の広範囲に津波注意報を発表。きょうの各紙にも「日本各地で津波観測、22万人に避難指示」と、1面トップなどで報じているが、海の近くで暮らす人々はマイカーなどで高台に避難するなど、不安な夜を過ごしたとも伝えている。

また、大学入学共通テストの行われる中、各地でJR在来線の運転や空の便の欠航など交通網にも影響があったという。きょう1月17日は、6434人の尊い命を奪った阪神・淡路大震災の発生から27年を迎える。いつどこで起きるかわからないコロナ感染と地震については、不安を少しでも取り除くための備えをするしかないだろう。

2022年1月17日付

●トンガ海底噴火、太平洋岸広域な津波(読売・1面)

●内閣支持上昇66%、コロナ対策に高評価、本社世論調査(読売・1面)

●新型「Z」お披露目、東京オートサロン(読売・4面)

●阪神・淡路大震災27年(朝日・1面)

●津波急報不安な夜交通にも影響(毎日・27面)

江ノ島海岸(神奈川県)に掲示された信号旗:貴船の進路に危険あり、と津波への警戒(1月16日)《Photo by Damon Coulter/SOPA Images/LightRocket via Getty Images)/ゲッティイメージズ》 新型コロナ感染症が再び流行(東京、1月12日)《Photo by Carl Court/Getty Images News/ゲッティイメージズ》 日産フェアレディZ(東京オートサロン2022)《写真撮影 安藤貴史》