初代ハイゼット《写真提供 ダイハツ工業》

ダイハツは、軽商用車『ハイゼット』が、2021年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞したと発表した。ダイハツ製品が同賞を受賞するのは今回が初となる。

ハイゼットは、1960年に発売したダイハツ初の軽四輪車だ。発売以降約60年間にわたり、軽商用トラック『ハイゼットトラック』と軽商用バン『ハイゼットカーゴ』に加え、両車をベースとした特装車両の豊富なラインアップを展開。様々なユーザーの“働く相棒"として、全国津々浦々で愛用されている。

軽商用車で重視される「乗り降りがしやすいキャビンと仕事に必要な積載力の高い荷台/荷室」という構造を維持し続けることに加え、毎日使うクルマだからこそ求められる荷物の積みおろしのしやすさや耐久性、田んぼのあぜ道や下町の路地など、狭い道路でも走れる取り回しの良さ、そして購入しやすい価格に徹底的にこだわってきたロングセラー商品だ。

グッドデザイン・ロングライフデザイン賞は、これから生まれるデザインの手本となりうる、時代を超えてスタンダードであり続ける商品・建築・コンテンツ・サービスなどを表彰する賞。単に「長く残っている」ことを讃えるのではなく、暮らしの中で人々に愛され、これからも変わらずに存在し続けてほしいデザインと、そのデザインを生み出した人々を顕彰することを目的としている。

10代目(現行):ハイゼットカーゴ・クルーズターボ SA III《写真提供 ダイハツ工業》 10代目(現行):ハイゼットトラック・エクストラSAIIIt《写真提供 ダイハツ工業》