小泉進次郎環境大臣(左)と日産自動車の星野朝子副社長(右)《写真提供 日産自動車》

日産自動車は9月14日、環境省と「国立公園オフィシャルパートナーシップ」を締結した。自動車関連企業が環境省と本パートナーシップを締結するのは初めてとなる。

国立公園オフィシャルパートナーシップは、環境省と企業・団体が相互に協力し、国立公園の魅力を発信するとともに、国立公園利用者の拡大を図ることで、人々の環境保全への理解を深めるとともに、地域の活性化につなげる取り組み。日産自動車は、電気自動車(EV)を活用した国立公園の利用促進を図る。具体的には、EVを活用したエコツーリズムの企画および実施、SNS等での情報発信、EV利用による観光施設等利用の優遇特典のとりまとめなどを行う。

小泉進次郎環境大臣出席のもと、同日執り行われたオンライン締結式には、日産自動車の星野朝子副社長も参加。8回目を迎えた締結式には、パートナー7企業・団体が参加し、今回をもって日産自動車を含む全112の企業、団体がオフィシャルパートナーとなっている。

日産自動車は、2018年5月より、EVの普及を通じて、環境、防災、エネルギーマネジメント、観光、過疎などの地域課題解決を目指す、日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を推進している。今回のパートナーシップはブルー・スイッチ活動の一環として、EVを観光に活用し国立公園の魅力を発信する上で、国立公園を管理する環境省と相互に協力しあうことを目的に締結。日産のブルー・スイッチ活動としては、141件目の取り組みとなる。

国立公園オフィシャルパートナーシップ オンライン締結式《写真提供 日産自動車》