2021スーパー耐久第4戦《写真撮影 益田和久》

スーパー耐久シリーズ2021 Powered By Hankookの第4戦「TKUスーパー耐久レースinオートポリス」の公式予選が行われ、No.16 PC Okazaki 911 GT3Rが今季2度目のポールポジションを獲得した。

5月下旬の第3戦富士24時間レースから約2カ月のインターバルを経て、大分県のオートポリスを舞台にシリーズ後半戦がスタート。今回は全9クラス49台のマシンが同時に走る5時間耐久のフォーマットで争われる。

この日のオートポリスは時々雲に覆われることがあったが、気温27度、路面温度32度と夏の暑さを感じる1日となった。

そんな中、GT3車両で争われるST-Xクラスは、第2戦以来の参戦となった16号車のポルシェ『911GT3R』が速さをみせた。Aドライバーの永井宏明が1分51秒807でトップタイムを記録。2番手以下に0.3秒の差をつけた。

続くBドライバー予選では日産『GT-R GT3』勢が速さをみせ、No.9 MP Racing GT-R(柴田優作)が1分49秒145でトップ。2番手に富士24時間覇者であるNo.81 DAISHIN GT3 GT-R(青木孝行)が1分49秒429で2番手につけ、上村優太がアタックを担当した16号車はBドライバー予選で4番手となった。

しかし、2人のドライバーの合算した総合順位では、16号車がトップとなり、開幕戦もてぎ以来となる今季2度目のポールポジションを獲得した。

2位にはNo.290 Floral UEMATSU FG 720S GT3、3位にはNo.31 LEXUS RCF GT3がつけた。

また、前回の富士24時間レースでデビューし、大きな話題となった水素エンジン搭載のNo.32 ORC ROOKIE Corolla H2 conceptが今回も参戦。予選では総合37番手につけたほか、Cドライバーを務めるMORIZOことトヨタの豊田章男社長も、自身の予選セッションで総合34番手につける走りを披露した。

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