ボルボ XC90 現行型(参考)《photo by Volvo Cars》

ボルボカーズは6月24日、2022年に初公開予定の『XC90』(Volvo XC90)の後継モデルをEVにすると発表した。

ボルボカーズの最上位SUVが、XC90だ。現行型のパワートレインには電動モデルとして、プラグインハイブリッド(PHV)の「T8」が用意されている。このPHVパワートレインは、「ツインエンジン」を名乗る。

2.0リットル直列4気筒ガソリンエンジンは、ターボとスーパーチャージャーでダブル過給され、最大出力は303hp/6000rpm、最大トルクは40.8kgm/2200〜4800rpmを引き出す。モーターの最大出力は87hp。PHVシステムはトータルで、最大出力390hp、最大トルク65.3kgmを獲得する。0〜100km/h加速は5.8秒、最高速は230km/hの性能を発揮する。

バッテリー(二次電池)は、蓄電容量11.6kWhのリチウムイオン。EVモードの航続は、約47kmとした。その効果もあり、NEDC(新欧州サイクル)計測による複合モード燃費は45.5km/リットル、CO2排出量50g/kmを実現した。バッテリーの充電はおよそ8時間。急速チャージャーを利用すれば、およそ3時間で完了する。

ボルボカーズは、現行XC90のPHVで実現した電動化をさらに進めて、2022年に初公開予定の後継モデルでは、パワートレインをEVにする計画だ。ボルボカーズはXC90の後継モデルに、最新の自動運転テクノロジーも採用する、としている。

ボルボ XC90 現行型(参考)《photo by Volvo Cars》 ボルボ XC90 現行型(参考)《photo by Volvo Cars》 ボルボ XC90 現行型(参考)《photo by Volvo Cars》 ボルボ XC90 現行型(参考)《photo by Volvo Cars》 ボルボ XC90 現行型(参考)《photo by Volvo Cars》