ヤマハ発動機は6月1日、軽二輪オフロードバイク『トリッカー』のスピードメーターに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは、2020年4月14日〜7月22日に製造された374台。
対象車両は、スピードメーターに正規の仕様と異なる指針保持ピンを組付けたものがある。そのため、計器盤内の温度が上がると、保持ピン表面の塗料が粘性を帯び、最悪の場合、指針が保持ピンに固着し、スピードメーターが作動しなくなるおそれがある。
改善措置として、全車両、計器盤の製造ロット番号を確認し、該当するものは計器盤を正規品と交換する。また、計器盤を交換する際は、その時点の走行距離をメンテナンスノートに記録する。
不具合は28件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。
なお、交換修理用部品として2020年3月18日〜2021年1月6日に出荷したメーターアセンブリ103個も対象となる。
ヤマハ トリッカー、スピードメーターの針が固着 リコール
2021年06月02日(水) 16時23分
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