スバルBRZ STIパフォーマンスパーツ装着車《写真撮影 KITO》

スバル・STIは5日、SUPER GT第2戦が行われている富士スピードウェイに、新型『BRZ』にSTIパーツを装着したコンセプトモデルを展示した。

SUPER GT第2戦はゴールデンウイークの開催とあり、コロナ観戦対策を行いながら観客が多く来場している。富士スピードウェイのイベント広場ではスバルとトヨタが隣り合わせでブースを展開し、真ん中を繋ぐように、先日発表された新型BRZと新型『GR 86』を並べて展示した。両車を見比べるには絶好の展示となっている。

そしてスバルブースには、STI(スバルテクニカインターナショナル)が開発したパーツを装着したBRZが展示された。

従来のイメージカラーであったWRブルーではない、真っ白なボディは新鮮な感じだ。随所に装着されたSTI製のパーツは空力などが解析されたスタイルであり、SUPER GTに参戦するBRZ GT300から得られた知見を反映したスタイルとなっている。

フロントアンダースポイラーやサイドアンダースポイラーも空力を考えられており、最大のポイントはSUPER GTマシンと同様に、スワンネック形式がとられたドライカーボン製のウイングだ。両端は下がるようなデザインとなっており、後端は若干せり上がりガーニーフラップのような形状になっている。

外観のもう1つのポイントは、BRZ GT300に今年から採用されているのと同じ、マットブロンズカラーのBBS製のRI-A(サイズ18×7.5Jインセット45 PCD100)だ。今年のBRZ GT300でもシックながらその独特の色合いが注目されていたカラーだが、BRZ専用に新たなに設計されたBBS RI-Aは、ピット側でスバルを担当するBBSの担当者によれば、「サイズやインセットもかなり考慮して決めた数字となっており、マットブロンズもその独特の色味を再現するのに特殊な方法を用いている」と語った。

エンジンルームには現行型BRZにも採用されていたフレキシブルVバーが装着されている。またフレキシブルドロースティフナー・リヤも装着して前後のバランスも取っているほか、10mmダウンのコイルスプリングも装着されている。インテリアには新デザインのシフトノブやSTIプッシュエンジンスイッチなどが施されている。またマフラーもSTIパフォーマンスマフラーを装着し、現在のSTIパーツがほぼ全部装着されている状態だ。

自動車ライターの実車を見た自動車ライターのマリオ高野氏は「新型の発売が待ち焦がれるなかでのSTIパフォーマンスパーツ装着車の登場には驚いた。スワンネック式のカーボンリヤウイングはGTマシンと通じるところがあり嬉しいかぎり。マットブロンズも市販車とレースカーとの繋がりの深さがさらに増す良いアイテムだと思う」と感想を述べた。

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