日産自動車(Nissan)の欧州部門は3月12日、英国サンダーランド工場の再生可能エネルギー発電施設を、大幅拡張すると発表した。2021年後半に、建設計画の申請を行う予定だ。
日産のサンダーランド工場における再生可能エネルギーの活用の取り組みは、2005年の風力発電設備の導入から始まった。10基のタービンで6.6MWの電力を発電。2016年に設置された太陽光発電設備では、4.75MWを発電している。
日産は、このサンダーランド工場の再生可能エネルギー発電施設を、大幅拡張する。既存の風力発電施設と太陽光発電施設に加えて、3万7000枚の太陽光パネルで構成する20MWの発電設備の導入により、日産のカーボンニュートラルへの道をさらに前進させていく。今回の20MWの太陽光発電設備の拡張により、工場の再生可能エネルギーの総出力は32MWまで拡大する計画だ。
この増設により、工場のエネルギーの20%は敷地内で作られる再生可能エネルギーで賄えることになる。欧州で販売される全ての『リーフ』を、再生可能エネルギーで生産できる計算になるという。
日産は、2050年までに事業活動を含めた車のライフサイクル全体でカーボンニュートラルを実現するという目標を掲げている。この取り組みの一環として、2030年代早期より、主要市場に投入する新型車をすべて電動車両とすることを目指している。
日産 リーフ、再生可能エネルギーのみで生産可能に…英工場
2021年03月15日(月) 13時00分
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