SUBARU BRZ GT300 シェイクダウン《写真撮影 雪岡直樹》

スバル・STIは22日、2021年のモータースポーツ体制を発表した。2021年のSUPER GT選手権は新型「BRZ GT300」で参戦すると発表した。またニュルブルクリンク24時間レースは残念ながら参戦を断念することを合わせて発表した。

SUPER GT選手権はベースとなる市販車の『BRZ』が日本国内での販売を終了しており、新型BRZがワールドプレミアされているなかで、国内でも新型BRZが遠からず発表されると思われる。SUPER GTにおいてはベース車両の変更に伴い、SUPER GT参戦車両も新型BRZをベースとされるマシンに変更された。2021年「ライトウエイト・コーナリングマシン」をコンセプトに、これまで磨き続けてきた技術と知見を盛り込む事で、全戦ポイント獲得し、シリーズチャンピオンを獲得するとしている。

チーム総監督を今までの渋谷真氏から、昨年まではパワートレインの責任者だった小澤正弘氏に交代することも発表された。

スバルを象徴するWRブルーをベースに、赤、黒を交えたカラーリングとなり、昨年のカラーリングからガラッとイメージを変更したデザインとなった。センターにはスバルの絆を示す赤のラインが入り、その横に水平対抗をイメージした黒と白のラインが入っている。合わせてマシンを運ぶトランスポーターのデザインも刷新され、マシンを運ぶとはブルー一色になるが、サーキットに到着して展開すると真ん中にピンクのデザインが現れる仕様となっている。

SUPER GTのドライバーは昨年までと同様に井口卓人・山内英輝選手がドライブする。また全日本ラリーは新井敏弘・新井大輝・鎌田卓麻選手がWRX STIで参戦する。86BRZレースにおいては、昨年チャンピオンを獲得した久保凛太郎・手塚裕弥選手をサポートする。

ニュルブルクリンク24時間レースは新型コロナの影響を鑑みて、今年6月の参戦を見送りとした。しかし技術開発や人材育成において非常に重要な位置付けとしており、参戦が叶う状況になれば、再度参戦を検討するとしている。

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