GM(General Motors)は1月27日、新世代燃料電池システムの「ハイドロテック(Hydrotec)」を商用車大手のナビスターに供給し、ナビスターの量産燃料電池車(FCEV)『インターナショナルRHTM』シリーズに搭載すると発表した。
ナビスターのFCEVは、GM製の2つのハイドロテック燃料電池システムから、エネルギーを取得する。それぞれのハイドロテックには、300以上の水素燃料電池と熱管理と電力管理システムが含まれている。
ハイドロテックは、GMが「パワーキューブ」と呼ぶコンパクト設計が特長だ。そのサイズは、縦792mm、横1223mm、高さ564mm。GMによると、ハイドロテックは自動車だけでなく、海洋、土木、採掘設備、機関車、発電機など、幅広い分野で使用できるという。
GMは燃料電池技術の利用を、セミトラック市場に拡大している。これによりGMは、ハイドロテック燃料電池システムの大量商業化を図り、GMのEV推進を補完することを目指している。
燃料電池は、ガスやディーゼルよりも効率が良いため、セミトラック市場での重要性はますます高まると予想されている。GMは、複数の輸送や定置型、モバイル電源のエンドマーケットにおいて、燃料電池にさらなる成長の機会があると見込んでいる。
GMの新世代燃料電池、量産トラックに搭載…小型設計の「パワーキューブ」
2021年01月29日(金) 10時00分
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