メルセデスベンツは1月20日、新型EVの『EQA』(Mercedes-Benz EQA)に、「AMGライン」を設定すると発表した。
EQAは、「メルセデスEQ」ブランドの新型EVで、ベース車両はメルセデスベンツ『GLA』新型となる。EQAはGLA新型の優れた機能をすべて取り入れたうえで、高効率の電動パワートレインを組み合わせているという。
最初に登場する「EQA250」グレードには、最大出力190hpを発生するモーターを搭載する。100km走行あたりの消費電力は、15.7kWhとなる予定だ。その後、最大出力272hpのモーターを搭載する4WDモデルが追加される。
EQA250のNEDC(新欧州サイクル)による航続は、最大で486km。2層構造のリチウムイオンバッテリーは、車両のフロア下に配置された。このリチウムイオンバッテリーの蓄電容量は66.5kWhだ。電動パワートレインをシャシーとボディから隔離する対策を施すなど、NVH性能を追求している。
◆AMGらしいスポーティなエクステリア
メルセデスベンツはこのEQAに、AMGラインを設定する。AMGラインはメルセデスベンツ各車に広くラインナップされているスポーティ仕様だ。新型EVのEQAにも、AMGラインが用意される。
EQAのAMGラインのエクステリアは、AMG専用のブラックパネル仕様のフロントグリルが特長だ。このグリルには、グロスブラックの縁取りと、クロームのツインバーが配される。
フロントバンパーも専用デザインだ。エアロダイナミクス性能を引き上げるエアカーテンが組み込まれており、クロームのトリムも付く。リアバンパーも専用デザイン。ディフューザー風デザインとクロームトリムが特長だ。足元には、ツートン仕上げの18インチ5本スポークアルミホイールが標準装備されている。
◆スポーツンシートにフラットボトムステアリング
インテリアもエクステリア同様、スポーティ性が追求されている。スポーツシートは、「ARTICO」と「DINAMICA」を使ったブラック仕上げで、赤いステッチが付く。トリムパネルもブラックが標準で、オプションで、オープンポアブラックライムウッドを使用したアルミパネルが選択できる。
フラットボトムデザインのスポーツステアリングホイールには、ナッパレザーを使う。回生ブレーキのパドルレバーは、シルバーで仕上げた。ペダルはステンレス製。ドアシルには光るEQAのロゴが配され、ベロア製のフロアマットには、AMGのロゴが添えられる。
◆アダプティブダンピング付きサスペンション
オプションでアダプティブダンピングシステム付きサスペンションが選択できる。これにより、ドライバーは好みの減衰特性に切り替えられる。 4つのショックアブソーバーのそれぞれに配置されたバルブが、オイルの流れを制御するために電子的に作動する。減衰特性は、オイルの流れを調整することによって変化。コンフォートプログラムは、とくに石畳の道など、低速で走行する場合に効果を発揮するという。
複数のセンサーが、サスペンションの状態、運転状況、ドライバーの運転スタイルを常にモニターし、各ホイールのダンピングを調整する。また、駆動システム、回生ブレーキシステム、ステアリング、先進運転支援システム(ADAS)に関する情報も提供する。ダンピングは、加速、ブレーキ、ステアリング操作中にとくに強化され、ピッチングとボディロールを減らし、ホイールの負荷とタイヤの接地性能を改善する、としている。
メルセデスベンツ『EQA』に「AMGライン」、EVにもスポーティ仕様を設定
2021年01月22日(金) 19時30分
関連ニュース
- メルセデスAMG GT 新型に816馬力の電動「63」登場…0〜100km/h加速2.8秒 (04月22日 11時30分)
- [15秒でわかる]メルセデスAMG『GT』新型…ハイパフォーマンスクーペは意外にも4人乗り可 (04月15日 08時30分)
- 最強モデルは後輪駆動で電動化もなし!? メルセデスAMG『GTクーペ』次の一手とは (04月10日 21時00分)
- メルセデスAMG GT 新型、最強の電動「63」は4月20日発表へ (04月10日 14時30分)
- レゴとF1の融合! 19万個超「実物大」メルセデスAMGを鈴鹿に展示…F1日本GP (04月05日 12時30分)