EVの充電が電力網に与える影響を抑える技術を採用する欧州向けアウディ e-tron シリーズ《photo by Audi》

アウディ(Audi)は1月14日、EVの充電が電力網に与える影響を抑えるテクノロジーを、欧州向けの『e-tron』シリーズに採用すると発表した。

アウディは研究プロジェクトの一環として、パートナーと協力しながら、ローカル電力網の過負荷シナリオをシミュレートした。複数のEVが同時に充電された場合でも、電力網に影響を与えないシステムを開発するのが狙いだ。

「グリッド最適化充電」と呼ばれるシステムは、充電手順を最適に管理することにより、グリッドの過負荷を防ぐように設計されている。充電手順の管理は、EVと充電オペレーターの間の通信によって実現される。希望する出発時刻と電力網の負荷を考慮して、充電時間を設定する。

家庭用エネルギー管理システムとの組み合わせも可能になった。家庭内の電力ニーズを考慮し、電気システムに負荷をかけることなく、充電することができる。これにより、アウディe-tronまたはアウディ『e-tron スポーツバック』の充電容量を、標準で最大11kW、オプションで最大22kWに抑えることができるようになる。アウディは将来のEVにも、この機能を搭載する予定だ。

アウディは中期的に、新しいネットワーク技術によって、各車の充電容量、充電時間、充電時間を制御できるようにする計画、としている。

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