ダンロップ エナセーブ NEXT III《写真提供 住友ゴム工業》

住友ゴム工業は、サステナブル経営推進機構主催の「第3回エコプロアワード」で、2019年12月に販売開始したダンロップのフラッグシップ低燃費タイヤ「エナセーブ NEXT III」が優秀賞(エコマテリアル賞)を受賞したと発表した。

エナセーブ NEXT IIIは、これまでタイヤに用いていたポリマーとは全く異なる「水素添加ポリマー」を採用。ウエットグリップ性能の低下を大きく抑制することで、新品時の性能が長く持続する。さらに、高機能バイオマス材料「セルロースナノファイバー」をタイヤ用ゴムに採用。これらにより、タイヤラベリング制度にて最高グレード「AAA-a」を達成し、環境負荷低減に貢献している。

エコプロアワード(旧エコプロダクツ大賞)は、日本市場にて事業者、消費者、投資家、さらには市場関係者に評価が高く、具体的に優れた環境配慮が組み込まれた製品やサービスなどを表彰する制度。

今回の受賞では、バイオマス素材であるセルロースナノファイバーを世界で初めてタイヤに採用したという革新性に加え、同素材採用による製品性能向上および環境負荷低減への寄与が高く評価された。また、タイヤの性能持続技術開発を加速させるAI技術の導入や水素添加ポリマーとセルロースナノファイバーの革新的な素材の採用に至る技術開発も注目を集めた。

エコプロアワード《写真提供 住友ゴム工業》