eAxleを中心とした『アイシンEV System 』《撮影 会田肇》

トヨタ自動車とBluE Nexus(ブルーイーネクサス)は7月31日、さらなる電動化車両の普及加速に向けて連携し、電動化関連商材の競争力と販売体制の強化を図ると発表した。

BluE Nexusは、デンソーとアイシン精機の合弁会社として2019年4月に設立。以来、電動化車両に必要不可欠な電動駆動モジュールの開発・販売と、その制御適合サービスを手掛けてきた。一方、トヨタは完成車メーカーの強みを活かし、THS(トヨタハイブリッドシステム)等、パワートレーン全体のシステムを他社に販売してきた。

今後は、電動化車両の普及加速に向けて、BluE Nexusがこれまで手掛けてきた電動駆動モジュールのラインアップに、トヨタが持つエンジン、電池等の周辺ユニット、これらの制御適合技術を加えることで、両社の強みを活かし、世界中のあらゆる顧客ニーズに応えていく。

また、この実現に向けて、トヨタはBluE Nexusに新たに10%出資。今後は電動化システムの販売窓口をBluE Nexusとし、技術についてはトヨタがサポートすることで、互いの強みを活かした販売体制を構築していく。