BMW X1 次期型プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》

BMWが開発を進めるエントリー・クロスオーバーSUV(BMWいわくSAV)『X1』次期型のプロトタイプを、スクープサイト「Spyder7」のカメラが初めて捉えた。

X1は初代「E84型」が2009年に誕生、6年間生産された。現行「F48型」は2015年に登場。BMWがこだわり続けたFRからFFへ変更され話題となった。2017年にはトランスミッションが6速ATから7速DCTに変更されるなど改良を重ね、いよいよ第3世代へバトンタッチされる。

社内コード「U11」と呼ばれる次期型のプロトタイプは、ボディ全体をフルカモフラージュ。キドニーグリルは若干ワイド化されているもののほぼ標準サイズと言えそうだ。ヘッドライトの内部ユニットはダミーだが、アウトラインはスリムな吊り目タイプが採用される可能性がありそうだ。


最大の注目は、リアウインドウが極端に切り詰められたクーペルーフの採用だろう。そのルーフは、Bピラーを頂点としてなだらかに弧を描いており、従来のSUV然とした箱型のキャビンとは大きく異なるリアデザインとなっている。ちょうど従来のX1とクーペSUVの『X2』の中間のようなイメージだ。

寝かされたDピラーは厳重にカモフラージュされており、デザイン上の秘密が隠されている可能性もありそうだ。リアエンドでは、ハイマウントストップランプを備える大型のルーフスポイラーを装着。テールライトはテールゲートに食い込む長方形タイプで、現行モデルよりコンパクトになると予想される。

キャビン内では、ダッシュボードパネル、センターコンソール、ステアリングホイールなどが新設計されるほか、湾曲し視認性を向上したデュアルディスプレイセットアップが期待できるだろう。

パワートレインは、ガソリン、ディーゼル、ハイブリッドのほか、プラグインハイブリッド「xDrive 25e」などのラインアップが予想される。

X1次期型のワールドプレミアは2023年と思われ、フルエレクトリック版となる『iX1』の登場も噂されている。

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