日本RV協会は、キャンピングカーを所有または興味を持っている人を対象に、「ペットと楽しむキャンピングカーライフ」についてアンケートを実施。その結果を発表した。
調査結果によると、ペットを飼っている人は73.3%。国内のペットは犬が879万7000頭、猫が977万8000頭(2019年、日本ペットフード協会調べ)と猫が若干多いが、その内訳は犬が85.5%、猫が7.6%、圧倒的に犬が多い結果となった。
ペットをキャンプに連れていくかとの問いには、82.7%が「いつも連れていく」と回答した。最も多い日程は「2泊3日」(31.5%)。しかし、「1泊2日」(24.5%)や「5泊6日以上」(23.8%)も多く、短期間でも長旅でも、「家族の一員」であるペットを連れていく人が多いようだ。
ペットとのくるま旅での目的については、「観光」(24.3%)がトップ。以下、「キャンプ」(20.4%)、「温泉旅行」(18.8%)、「ドッグランで遊ぶ」(17.7%)が続いた。各目的に大きな差はなく、旅行の目的を問わず、ペットとくるま旅をしたい人が多いことがうかがえる。移動中におけるペットの乗車位置は「セカンドシート」(22.6%)、「ケージ」(20.2%)、「助手席」(19.7%)の順。車中泊場所については、「道の駅」(32.5%)、「RVパーク」(30.2%)、3位が「オートキャンプ場」(26.8%)の順となった。
ペットとくるま旅をするとき、気を付けたいことを聞いてみると、「排泄をする場所・間隔」(39.5%)という回答が最も多く、次いで「散歩」(34.9%)という結果になった。ペットの車酔い対策は、「適度に休憩を取っている」(83.6%)が一番多く、2位は「移動中はケージに入れる」(16.4%)。ペット用の酔い止めを飲ませるという人はいなかった。
一方、ペットを飼っていない人に今後、飼いたいと思うか聞いたところ、「思わない」と答えた人は56.9%と過半数を超えた。しかし、「ペットを飼ったら、一緒にくるま旅をしたいと思うか?」との質問には、52.0%が「思う」と回答。さらに、ペット連れでくるま旅をしている人をみて、「楽しそう」と感じた人の割合は、最多の42.9%に上った。
このように、ペットとのくるま旅に興味を持っていても飼うつもりはないという人が多い。そこで「ペットとくるま旅をするとき、何がいちばん大変だと思うか」を尋ねたところ、「排泄をする場所・間隔」(78.4%)が大多数を占めた。ペットとくるま旅をしたいと思う人にとって、ペットの排泄に関する問題が一番のネックになっているようだ。
8割以上が「キャンプはいつもペットと一緒」…日本RV協会調べ
2020年05月12日(火) 10時00分
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