スバル WRX STI ファイナルエディション(動画サムネイル)《撮影 滑川寛》

スバル名機「EJ20」の勇退を飾るスバル『WRX STI EJ20 ファイナルエディション』。1989年に発売された初代『レガシィ』に初めて搭載された水平対向4気筒エンジンは、WRX STI の特別仕様車“EJ20 ファイナルエディション”をもって生産を終了した。EJ20の集大成として、限定555台で販売された。

30年間世界中のモータースポーツフィールドで進化を続けてきた水平対向エンジンの集大成となったEJ20 ファイナルエディションは、ベース車両のWRX STI Type Sにバランスドエンジン(ピストン・コンロッド・クランクシャフト)やバランスドクラッチカバー・フライホイールを追加。世界ラリー選手権(WRC)で活躍していたワールドラリーカーを彷彿とさせるゴールド塗装されたBBS製のアルミホイールや、STIロゴが入ったブレンボ製ベンチレーテッドディスクブレーキも装備している。また、フロントグリルとサイドガーニッシュにはSTIエンブレム、エンジンルームには“EJ20 Final Edition”と書かれたオーナメントがつけられている。「フルパッケージ」グレードには、ウルトラスエードと本皮で作られたレカロ製フロントシートや後側方警戒支援システムなどのアドバンスドセーフティーパッケージを装備している。

駆動方式にはAWD、6速MTが採用されている。2.0リットル水平対向エンジンEJ20が発生させる最高出力は308PS、最大トルクは422Nm。価格は452万1000円、フルパッケージは485万1000円となっているが、555台限定の優先購入権の申込みは、2019年11月11日をもって終了している。

スバル WRX STI ファイナルエディション《撮影 小林岳夫》 スバル WRX STI ファイナルエディション《撮影 小林岳夫》 スバル WRX STI ファイナルエディション《撮影 小林岳夫》 スバル WRX STI ファイナルエディション《撮影 小林岳夫》 スバル WRX STI ファイナルエディション《撮影 小林岳夫》 スバル WRX STI ファイナルエディション《撮影 小林岳夫》 スバル WRX STI ファイナルエディション《撮影 小林岳夫》