日産ノートe-POWER《画像:日産自動車》

「第52回 市村産業賞」にて日産自動車の電動パワートレイン「e-POWER」が「貢献賞」を受賞した(13日発表)。

e-POWERは、EVの制御技術と部品技術を活用することに加え、エンジンを発電に特化した仕様・セッティングとし、バッテリー容量・出力と発電制御の出力とタイミングを最適化。性能とコストを両立させた世界で初めての電動パワートレインとして、『ノート』や『セレナ』に搭載されている。e-POWERはシンプルなシステム構成のため信頼性が高く、システムを構成するコンポーネントも従来品を用いているため、高い品質レベルを確保。燃費の良さに加えて、電動パワートレインならではのレスポンスの良いドライビングフィールを実現している。

市村産業賞は、日本の科学技術の進歩、産業の発展に顕著な成果をあげ、産業分野あるいは学術分野の進展に多大な貢献をした個人またはグループを表彰するもの。今回の受賞では、「世界初、100%エンジンで発電し、100%モーターで走行するパワートレインの開発」が高く評価された。

e-POWERの基本構成《画像:日産自動車》 燃費性能《画像:日産自動車》