改善箇所《画像:国土交通省》

ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は1月22日、『318i』など6車種1万0963台について、運転者席用エアバッグに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは、『318i』、『318iツーリング』、『320i』、『323i』、『328i』、『323Ci』の6車種で1998年3月18日〜2000年1月21日に製造された1万0963台。また、不具合部品が補修用部品として装着された可能性のある1万1876台も対象となる。

対象車両は、運転者席用エアバッグのインフレータ(膨張装置)において、吸湿防止が不適切なため、ガス発生剤が吸湿する可能性がある。そのため、使用過程でガス発生剤が吸湿や乾燥を繰返した場合など、衝突時等のエアバッグ作動時に正常に展開しないおそれがあり、インフレータ内の圧力が上昇して容器が破損することにより、乗員が負傷するおそれがある。

改善措置として、全車両、運転者席用エアバッグのインフレータのシリアル番号を確認し、確認結果に応じて、エアバッグインフレータまたはエアバッグアッセンブリを代替品と交換する。なお、代替品の準備には時間を要するため、準備ができ次第、部品交換を改めて案内する。

不具合および事故は起きていない。ドイツ本社からの情報によりリコールを届け出た。