ポルシェが開発中の『911タルガ』新型プロトタイプを、豪雪のフィンランドでカメラが捉えた。
タルガは1966年、ポルシェ911に初めて設定された派生モデルだ。初期モデルはソフトトップだったが、1968年に固定式リアウィンドウがオプション設定され、その後標準装備となっている。デタッチャブル式ルーフを特徴とし、取り外し時には太くレトロなタルガバーが存在感を醸し出す。
992世代では、991世代から継承するエレクトリック・スライディングトップ(電動でルーフを車体後部へ格納)を装備している可能性が高い。これは後部ガラスの天蓋が上がり、ルーフのためのスペースを確保、数秒で再び閉じるシステムで、タルガファミリーすべてのラインアップに採用されるだろう。
豪雪で捉えた開発車両は、先日のプロトタイプと比べるとブレーキキャリパーが黄色から赤へ変更されているほか、新たにクワッドエキゾーストシステムが装備されている。タルガ ターボのテストミュールの可能性もあるが、高性能『911タルガ4 GTS』の可能性が高い。
ベースモデルのパワートレインは、3.0リットル水平対向6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力は現行モデルの370psから380psへ向上。『911タルガ4S』では最高出力が420psから450psへアップすると見られる。そして911タルガ4 GTSでは、最高出力450psから470psへブーストアップされ、0-100km/h加速は過去最速の3.5秒と予想される。
また噂される最強のタルガ ターボが登場すれば、3.8リットル・フラット6ツインターボエンジンの進化系が搭載され、最高出力は640psが予想される。
この完成度からも発表は近いと思われるが、2020年後半と伝える海外メディアもあり、断定はできない。
電動スライディングトップを継承、ポルシェ 911タルガ 新型プロトが豪雪に出現
2019年12月09日(月) 08時00分
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