第40回「日本カー・オブ・ザ・イヤー2019-2020」で今年の1台に選ばれたのは、トヨタ『RAV4』。60名の選考委員によって選ばれたRAV4は、2位に100点以上の差をつけて1位に輝いた。
以下は、RAV4に満点を投じた今井優杏氏の、日本カー・オブ・ザ・イヤーHPに掲載されたコメント。
☆☆☆
今年の一台として、RAV4に10点を投じます。カッコいい! だけじゃなく、3種類もの四輪駆動システムが用意されて、きちんとユーザーが懐具合や行きたい場所に合わせてシステムを選べる、というところがユニークですし、名前の中に入った“4”の文字が表すとおり、どれもとても質感の高い制御でした。
特に悪路での走破性はいずれのシステムも自分の運転の腕を増幅させてくれるかのような、ナチュラルかつ正確なもの。特にトルクベクタリング制御の作動範囲は、おせっかいに傾きすぎていないのも良かった。国産SUVらしい気遣いに溢れた仕上がりと、士別の地で走り込んだという走りの味付けに感動しました。
BMW 『3シリーズセダン』は高級感と先進を叶え、よりドラマチックに進化していました。『ラングラー』は特に2リットルエンジンに。軽やかで素直、シリーズで一番好きなハンドリングです。『マツダ3』はスカイアクティブXの鋭い走りとエンジニアさんの執念の開発に! MTの鼻先の軽さがとても良かったです。『カローラ/カローラツーリング』も劇的進化に鮮烈な驚きでした。スタンダードを塗り替えつつも変化を恐れず、かつ顧客思いの開発に胸を打たれました。
☆☆☆
今井氏の全投票点数(掲載はノミネート番号順)
トヨタ カローラ:3点
トヨタ RAV4:10点
マツダ MAZDA3:2点
BMW 3シリーズ:6点
ジープ ラングラー:4点
RAV4はカッコいい! だけじゃない…今井優杏【日本カーオブザイヤー2019-2020】
2019年12月06日(金) 17時07分
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