デンソーとカナダの通信機器メーカー ブラックベリーは、複数のHMI製品を連携させた統合コックピットシステム「Harmony Core」を共同開発。今秋から米国で発売されるSUBARU(スバル)の新型『レガシィ/アウトバック』に搭載される。
近年、カメラやセンサーを用いた高度運転支援機能や、スマートフォンと車を連携させたエンターテインメント機能などにより、車がドライバーに伝える情報量は格段に増えている。そのため、車室内にはメーターやナビゲーションなど複数のHMI製品が搭載され、それぞれの特性に合わせた個別のソフト(OS)とマイクロコンピューターが必要とされている。
今回開発したHarmony Coreは、ブラックベリーの仮想化技術「QNXハイパーバイザー」を世界で初めて車載し、統合コックピットシステムへ応用。メーター、車載マルチメディア、HUD等、複数のHMI製品が持つ、特性の異なる基本OSを、ハイパーバイザーによって一つのマイクロコンピューター上で作動。製品同士の表示や音を調整し、車両周辺や運転手の状況に応じて注意喚起や警告を分かりやすくディスプレイや音で通知することで、ドライバーの利便性を向上させている。
デンソーとブラックベリー、統合コックピット「Harmony Core」を共同開発 新型 レガシィ に採用
2019年09月11日(水) 18時09分
関連ニュース
- デンソー製燃料ポンプ“大量リコール”の後遺症、ホンダ車など無償修理1年待ちも[新聞ウォッチ] (04月08日 08時14分)
- デンソーが不適切表示、除菌・消臭サービス「クレベリン」終了…効果はあったが (04月01日 10時30分)
- 【スバル レガシィアウトバック 新型試乗】クロスオーバーSUVの先駆“車”は、大らかな乗り味が「選ぶ理由」…島崎七生人 (03月29日 21時00分)
- デンソー製燃料ポンプ不具合、スバルなど6社が48万台をリコール…二輪車も (01月26日 17時20分)
- デンソー製燃料ポンプ搭載のホンダ車でエンスト、追突死亡事故が発生[新聞ウォッチ] (12月13日 09時13分)