ポルシェ・タイカン《photo by Porsche》

ポルシェは9月5日、EVスポーツカーの『タイカン』(Porsche Taycan)の市販モデルが、米国でおよそ650kmを走行する初のリアルワールドテストを行った、と発表した。

タイカンは9月4日、米国ニューヨーク州とカナダのオンタリオ州の国境にあるナイアガラの滝でワールドプレミアされた。その直後、タイカンの市販モデルが、ナイアガラの滝から米国ニューヨーク中心部まで、およそ650kmを走行するリアルワールドテストに出発した。

リアルワールドテストでは、タイカンの「ターボ」グレードを使用した。2個のモーターは最大出力680psを引き出し、0〜100km/h加速3.2秒、最高速260m/hの性能を備える。

リアルワールドテストでは、出発からおよそ400kmを経たペンシルバニア州ブルームズバーグにおいて、充電を行った。現地に到着した際のバッテリー残量は、14%。24分間の急速充電で、バッテリー残量を85%に回復させた。そしてタイカンは、およそ255kmを走行して、目的地のニューヨークに到着している。

タイカン ターボの1回の充電での航続は、公称数値が最大450km(WLTPに準拠)となる。今回のリアルワールドテストでは、公称数値に近い航続が証明されたことになる。

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