メルセデスベンツは8月23日、小型商用車の『シタン』(Mercedes-Benz Citan)の後継モデルを、ルノー日産三菱と共同開発すると発表した。
現行シタンは2012年4月、メルセデスベンツの新型LCV(軽商用車)として誕生した。メルセデスベンツを擁するダイムラーとルノーの提携効果を生かし、ルノーのLCV、『カングー』をベースに開発されたのが、シタンとなる。
シタンとカングーとの違いは、フロントマスクだ。スリーポインテッドスターを配したグリルやヘッドランプは、シタンの専用デザインとなっており、メルセデスベンツ車の一員との主張を明確にした。
ラインナップは、カングーに準じる。ホイールベースや全長の違いによって、「コンパクト」、「ロング」、「エクストラロング」の3タイプを設定した。ボディの種類はパネルバンを基本に、商用ユースに対応した各種モデルを用意する。また、乗用ミニバンの『シタン ツアラー』もラインナップした。
シタンには、ルノー製エンジンを搭載する。OM608型直列4気筒ターボディーゼルエンジンは、最大出力が80hp、95hp、116hpの3種類を設定する。最も環境性能の高い仕様で、燃費は21.7km/リットル、CO2排出量は121g/kmを実現している。
シタン後継車も、ルノー日産三菱アライアンスとの協業によって開発され、ひと目でメルセデスベンツとわかる車になるという。また電動仕様も設定される予定だ。
メルセデスベンツ版 カングーの『シタン』、後継車もルノー日産三菱と共同開発へ
2019年08月26日(月) 12時15分
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