ポルシェは8月20日、9月4日にワールドプレミアする予定のポルシェ初のフル電動スポーツカー、『タイカン』(Porsche Taycan)に「Apple Music」を搭載すると発表した。
◆5000万以上の楽曲を広告なしで利用可能
タイカンにApple Musicを搭載することによって、Apple Musicのサブスクリプション登録ユーザーは、「ポルシェアドバンスドコックピット」のタッチスクリーンディスプレイを操作することにより、5000万以上の楽曲を広告なしで、また、何千ものキュレーションされたプレイリストや「Beats1」のライブストリーミングを、3年間無料で提供される車内インターネット経由で楽しむことができる。ポルシェによると、これはApple Musicと車両が完全に統合された初めての事例になるという。
ポルシェとApple Musicのコラボレーションによって、タイカンのドライバーは、多くの機能とメリットが享受できるようになる。例えば、「ポルシェボイスアシスタント」では、ポルシェのカスタムボイスコントロールによって、 Apple Musicで楽曲やアルバム、プレイリストやラジオステーションをリクエストすることが可能になる。
◆車内インターネットデータは3年間無料
また、ラジオで聴いた楽曲を元に、Apple Musicで自分のカスタムステーションを作成することができる。さらに、「エクスクルーシブプレイリスト」として、ポルシェが厳選したApple Music限定のプレイリストを視聴することが可能。車内ストリーミングデータは、外部アンテナとローミングパッケージによって、車内インターネットデータが3年間無料で利用できる。新規および既存のポルシェオーナーは、最大6か月間、Apple Musicを広告なしで利用することが可能だ。
タイカンのドライバーが耳の肥えた音楽ファンであれば、「Burmester」ハイエンドサラウンドサウンドシステムと「Apple Digital Masters」 によるスタジオ品質のサウンドで、従来なかったようなリスニング体験を楽しめる。Apple Digital Masters は、アーチストやサウンドエンジニアが、意図した通りに音楽を届けてくれる。
タイカンはAppleの「CarPlay」にも対応している。ドライバーはiPhoneを接続して、タイカンのタッチスクリーンをタップしたり、Siriの音声コントロールを利用することにより、運転中に走行ルートを確認したり、電話をかけたり、メッセージの送受信、Apple Musicを楽しむことができる。
◆タイカン以外の車種へのApple Music搭載も視野に
ポルシェによると、Apple Musicのタイカンへの搭載は、ポルシェとApple社が価値観のみならず、ユーザーエクスペリエンス、品質エンジニアリング、デザイン、革新に対する厳格な態度を共有しているからだという。ハイパフォーマンススポーツカーへの革新的なデジタルエンターテイメントテクノロジーの採用は、ポルシェ初のフル電動スポーツカーであるタイカンから始まる、としている。
また、Apple Musicによると、Apple Musicが始まって以来、車内で考えられる最高の音楽体験を顧客に提供できるよう努力してきたという。一方、ポルシェは、この分野の最先端であり続けており、最高水準のスポーツカーを作っている。間もなくデビューを果たすタイカンのオーナーは、シームレスに組み込まれたApple Musicを選んで、どんなドライブにもぴったりなサウンドトラックを見つけることができる、としている。
ポルシェのEV『タイカン』、Apple Music搭載へ…自動車初
2019年08月21日(水) 11時30分
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