5月24日、東京のウォーターフロントで開催された『マツダ3』新型発表会に、5代目『ファミリア』の「XG」グレード、“赤いファミリア”が展示された。マツダ3はファミリア〜アクセラから続く、コンパクトカーの系譜に連なるモデルだ。
1980年の6月に、5代目のファミリアとなる「ファミリア1300/1500」が誕生した。この5代目ファミリアは、世界の小型車のトレンドに沿ったFF(フロントエンジン・フロントドライブ)の駆動方式を採用した。マツダでは、横置きレシプロエンジンでのFFは、この5代目ファミリアが最初となる。
リアサスペンションの「SSサスペンション」は操縦安定性によって内外から高い評価を受けた。利便性や快適性においても5代目のFFファミリア、一時代を築いた。中でも、電動サンルーフを標準装備とするなどした「赤のXG」は、とくに若者や気持ちの若いユーザーをとらえ、人気を呼んだ。
1980年代、日本国内の自動車需要は低迷したが、FFファミリアは快進撃を続け、月間販売実績で82年に3回、83年に5回、トヨタ『カローラ』と日産『サニー』を押さえ国内市場ナンバーワンとなった。82年には、量産開始から27か月で100万台を達成し、それまでの世界最短であった、シボレー『サイテーション』の29か月という記録を塗り替えた。
赤い ファミリア、マツダ3 新型発表会に展示[詳細画像]
2019年05月28日(火) 12時30分
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