パシフィコ横浜で22日に開幕した「人とくるまのテクノロジー展2019」。マツダブースは24日に発売となるCセグメントコンパクト、『アクセラ』後継と言われる『マツダ3』の実車展示の一発勝負。
展示されているのは赤のハッチバックで、エンジンは話題のSPCCI(プラグを補助的に使う圧縮着火方式)エンジンの「スカイアクティブX」ではなく、普通のガソリンエンジン「スカイアクティブG」だが、ダイナミズムを感じさせるエクステリアと緻密な作りのインテリアにじかに触れられるとあって、結構な人気を博していた。
これとは別に、スカイアクティブXエンジンの実機も展示。通常のオットーサイクルガソリンエンジンのようにスパークプラグで着火するのではなく、ディーゼルエンジンのように圧縮で温度が高まったシリンダー内に燃料を噴射して着火させる。
純粋な圧縮着火であるHCCIエンジンは世界の多くのメーカーが研究していたが、エンジンが正常に動く運転モードが限られてしまうため、なかなか実用化できないでいた。マツダのSPCCIは、スパークプラグを爆発行程のためではなく、シリンダー内の圧力を調節するために使うという新発想で制御の難しさを解決。マツダのエンジニアによれば、現行の「スカイアクティブD」(ディーゼル)と比較してもそん色ない熱効率を実現させたとのこと。
そのマツダ3を囲むように、マツダがフォード傘下時代から連綿と貫いてきた企業行動指針、Zoom-Zoomの歴史を記したパネルを展示。内燃機関の効率向上で他社に対してアドバンテージを取るための苦闘を振り返ることができるようになっている。マツダファンにとっては必見のブースと言えるだろう。
マツダは マツダ3 新型をイチオシ、ファンは必見…人とくるまのテクノロジー2019
2019年05月22日(水) 21時47分
関連ニュース
- マツダ、2024年スーパー耐久シリーズに3台で参戦 (04月18日 20時30分)
- マツダ、新型3列シートSUV『CX-80』をついに世界初公開 日本導入時期は (04月18日 19時00分)
- マツダの新型セダン、ティザー…間もなく中国で実車発表へ (04月16日 07時30分)
- [Pro Shop インストール・レビュー]マツダ CX-8(岡本翔伍さん)by リクロス 後編 (04月13日 14時00分)
- バーチャルドライバーはリアルでも速い…?マツダのチャレンジプログラムが筑波で開催 (04月13日 11時00分)