月額制バイク貸出サービス「月極ライダー」のロゴ《写真 ヤマハ発動機》

ヤマハ発動機は、気軽にバイク体験できる月額制バイク貸出サービス「月極ライダー」の実証実験を5月20日から埼玉県で開始した。

月極ライダーは、保険料等込みで30日単位の月額料金で貸出し、利用者にバイクの所有体験を提供するサービス。体験後に利用者が希望すれば、車両を購入することもできる。

月額料金は、提携バイクショップでの支払総額(車両本体、諸費用、税金・保険料等の合計)の5%(輸入車など一部車両を除く)。車両はヤマハに限らず、提携バイクショップに展示されている中古バイクから選ぶことができる。

最低利用期間は30日間で、2か月目以降はいつでも返却可能。申し込みから貸出までは最短で、125cc以下は7日、 125cc超は21日かかる。利用可能期間は、最長で6か月。1か月あたり500km以上を走行した場合は、超過走行分1kmあたり20円かかる。

リーズナブルで気軽なサービスを通して、バイクライフへの敷居を下げ、バイクに乗るきっかけ作りの支援を行う。免許取り立てや、休眠しているライダーのバイクライフスタートを支援することで、販売店の顧客接点増加や教習所への新規/再入校促進など、業界全体の活性化を狙う。

月極ライダーは、2019年5月20日〜2020年5月末(予定)の期間、埼玉県内で実証実験を実施する。サービスの反響・効果検証を行い、2020年以降のさらなるサービスエリア拡大や、さらに利便性を向上させたサービス開発を視野に入れて取り組む。

ヤマハ XSR900(イメージ)《撮影 雪岡直樹》