スバル・アセント

アメリカの消費者向け製品ガイドメディアの『コンシューマーリポート』は19日、「最良の車を作るブランド」に、SUBARU(スバル)を選んだと発表した。スバルは個別の車種でも、新型『アセント』と『フォレスター』がそれぞれのカテゴリーで「10 Top Picks」ベストカーオブザイヤーに選ばれている。

◆最良の車を作るブランド

ブランドのランキングでは、信頼性があり高性能な車を作るメーカーと、そうでないメーカーとをランキングしている。

スバルが『コンシューマーリポート』のブランドランキングで1位になるのは今回が初めて。前回の7位から飛躍した。大幅なジャンプアップの理由は、新型アセント、『クロストレック』(日本市場の『XV』に相当)、『フォレスター』といったSUVが高評価を得たことによる。BMWやポルシェがロードテストで高得点を記録するいっぽうで、スバルは信頼性とオーナーの満足度によって順位を上げた。スバルで唯一、平均点より評価が低かったのは、スポーティセダンの『WRX』の信頼性だった。

スバル以下全33ブランド中、ランキング2位はジェネシス(前年1位)、3位はポルシェ(同5位)だった。日系ブランドで上位は、レクサスが1ランクダウンの5位、マツダが7ランクアップの6位、トヨタが1ランクアップの9位となっている。

2019年のランキングで最も順位を上げたのはMINIで、10ランクアップ。最も下がったのはクライスラーとテスラで、それぞれ9ランクダウン。ラインナップを構成する車種が少ないブランドでは、少数のモデルの評価がブランド全体に与える影響が大きい。

◆10 Top Picks ベストカーオブザイヤー

スバルは個別の車種でも2車種が「10 Top Picks」に選ばれた。中型SUVのカテゴリーで、フルモデルチェンジした3列シートSUVのアセントが選ばれた。スムーズな出力特性、快適な乗り心地、機能的なインテリアで好評だ。コンパクトSUVのカテゴリーではフォレスターがベストに選ばれている。広い室内は機能的で実用的、幅広い層にアピールする、と評価された。

「10 Top Picks」はアセントとフォレスターのほか、中型乗用車がトヨタ『カムリ・ハイブリッド』、コンパクト高級乗用車がアウディ『A4』、サブコンパクトSUVがヒュンダイ『コナ』、サブコンパクト乗用車がトヨタ『ヤリス』、大型乗用車がトヨタ『アバロン・ハイブリッド』、高級SUVがBMW『X5』、ハイブリッド/電気乗用車がトヨタ『プリウス』、フルサイズ・トラックがフォード『F-150』だった。10車種中6車種が日系ブランド。

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