ホワイトハウス×ホンダアクセスDOG LOVER / ホンダ・フリード(ジャパンキャンピングカーショー2019)《撮影 中尾真二》

ホテルや旅館を利用しない車中泊キャンプは、ペット同伴でも好きなところに行けるのがメリットだ。犬や猫などペット同伴を前提とした車中泊キャンパーは、ジャパンキャンピングカーショー2019でもひとつのトレンドとなっている。

ホワイトハウスは、ホンダ『フリード』をベースにしたペット同伴向けキャンピングカーを提案していた。『DOG LOVER』と名付けられたフリードは、ホンダアクセスとのコラボによって作られたもの。

ホンダアクセスは、スポーツパーツやドレスアップパーツだけでなく、車載用ペット用品の開発にも力を入れている。汚れ防止にシートカバーや犬用シートベルト、車載用ゲージ、キャリーバッグなど、知る人ぞ知るペット用品ブランドでもある。

そのため、DOG LOVERの内外装や小物類はホンダアクセスとホワイトハウスの共同開発製品だ。たとえば、車中泊キャンパーの定番、ポップアップルーフ、リアクォーターの小物入れ、肉球模様があしらわれたオリジナルフロアマット、ヒーター、フラットクッションマット(ベッドキットに相当)、ビルトイン式のペット用ウォーターサーバー、テールゲートに取り付ける飛び出し防止ネット、フロア下部のスライド収納などだ。

フリードは、同クラスのミニバンでは車室空間の広さが売りだが、キャンピングカーとしては小型に分類される。DOG LOVERではフリードの車内を最大限に活用するため、運転席と助手席を回転式に改造している。クッションマットは2列目シートまでフルフラット化するが、1列目シートの向きを回転させることで、運転席・助手席の空間を分断せずに使えるようになっている。ポップアップルーフの空間と合わせれば、家族とペットも快適に車中泊ができるという。

2列目シートは分割アレンジが可能なので、移動中の座席確保も問題ない。寝るときだけフルフラットにすればいい。

飛び出し防止ネット《撮影 中尾真二》 オリジナルフロアマット《撮影 中尾真二》 ビルトインウォーターサーバー《撮影 中尾真二》 フロア収納《撮影 中尾真二》 回転シートでスペースを有効活用《撮影 中尾真二》 ここを開けると収納になっている。ペットの汚物などを入れてもよい《撮影 中尾真二》 ポップアップルーフ《撮影 中尾真二》