ヤマハ発動機は1月21日、530ccのスポーツコミューター『TMAX』の後輪駆動用ベルトとエンジンコントロールユニット(ECU)に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは2017年3月2日〜2018年11月28日に製造された913台。
後輪駆動用ベルトについては、芯線の構造が不適切なためベルトの強度が不足しているものがある。そのため、急加速等によりベルトに大きな負荷が繰り返し加わると、最悪の場合、ベルトが切れて走行できなくなるおそれがある。
改善措置として、全車両、後輪駆動用ベルトを対策品に交換する。不具合は2件発生、事故は起きていない。海外市場からの情報によりリコールを届け出た。
ECUについてはプログラムが不適切なため、アイドリング状態からスロットルをわずかに開けると、燃焼室内に吸入される混合気が薄くなることがある。そのため、最悪の場合、混合気が異常燃焼し、エンストするおそれがある。
改善措置として、全車両、ECUのプログラムを修正する。不具合は17件発生、事故は起きていない。国内市場からの情報によりリコールを届け出た。
ヤマハ発動機、TMAX をリコール 後輪駆動用ベルト切断のおそれ
2019年01月21日(月) 15時52分
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