「日本カー・オブ・ザ・イヤー2018-2019」では、ボルボ『XC40』が“今年の1台”に決まった。選考委員の河口まなぶ氏は「自動車らしい自動車に触れて満足できる時間も残り少ない」とし、マツダ『CX-8』に満点の10点を投じた。
以下は日本カー・オブ・ザ・イヤーHPに掲載された河口氏のコメント。
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これからコネクティビティや自動運転、シェアや電動化が進み、自動車そのものの価値が大きく変わることを考えれば、もはや自動車らしい自動車に触れて満足できる時間も残り少ない。そんな2018-2019年にあってマツダが送り出したCX-8は、これまでの自動車に求められた価値観やニーズを巧みにまとめ上げた「自動車らしさ」の完成形だと感じた。
デザインでは明確に個性を打ち出した世界観を提示し、メカニズムでは現在ユーザーが求める諸性能をディーゼル/トルコンATを主軸としたパワートレーン、乗り心地の良さとハンドリングを高次元でまとめたシャシーの高い性能で答えた。使い勝手に関しては3列シートで従来のミニバンに代わるものを提案した点にも、ブランド価値を守る意思を感じる。安全でも考えられうるベストな運転支援を備えた上で、諸テストで高い評価が得られるものとした。コネクティビティはいま一歩だが、スマホ連携で及第点をクリアした。
結果CX-8はユーザーがいま素直に「欲しい」と思える、魅力を感じる製品といえる。しかもそれを最も高いモデルであっても450万円以下で実現した、この圧倒的な商品性を高く評価したい。
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河口氏の全投票点数(掲載はノミネート番号順)
トヨタ・カローラスポーツ:5点
マツダCX-8:10点
アルファロメオ・ステルヴィオ:3点
ボルボXC40:4点
フォルクスワーゲン・ポロ:3点
「自動車らしさ」の完成形、CX-8…河口まなぶ【日本カーオブザイヤー2018-19】
2018年12月10日(月) 12時30分
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