日本カー・オブ・ザ・イヤー2018-2019、10ベスト:マツダCX-8《撮影 宮崎壮人》

「日本カー・オブ・ザ・イヤー2018-2019」は、ボルボ『XC40』に決まった。最終選考会が7日、東京都内で行なわれ、選考委員のまるも亜希子氏はマツダ『CX-8』がイヤーカーにふさわしいと思い、満点の10点を投じた。

以下は日本カー・オブ・ザ・イヤーHPに掲載されたまるも氏のコメント。

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ミニバンではない3列シート車を求めるユーザー層に向けて、デザイン、走り、快適性、安全性の全てにおいて満足度の高いモデルを真摯に作り上げたと感じます。

サイズでは全長こそ約4.9mと大きいものの、全幅は一つ下の『CX-5』と同等を維持し、日本の道路事情での扱いやすさを考慮。インテリアではマツダとしてユーノス『コスモ』以来23年ぶりに本杢を使うなど、本物の上質感を追求。

シートは6人乗りタイプの2列目に、ウォークスルーができるタイプを用意したことが画期的。ミニバンでは当たり前にできるが、SUVとしては珍しく、使い勝手を段違いに高めるものです。3列目のスペース、乗り心地に至るまで、既存の3列シートSUVとは比べものにならない快適性を実現している点も素晴らしいです。

そして安全性では、ユーザーが最も心配な後ろからの衝突安全性において、国の基準を上回る80km/hでのオフセット衝突でも、3列目の乗員の生存空間、ドア開閉ができる状態を維持することが確認されていることも、高く評価すべきと考えます。以上の理由により、CX-8がイヤーカーにふさわしいと思い投票させていただきます。

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まるも氏の全投票点数(掲載はノミネート番号順)
トヨタ・カローラスポーツ:5点
ホンダ・クラリティPHEV:3点
マツダCX-8:10点
三菱エクリプスクロス:2点
ボルボXC40:5点

日本カー・オブ・ザ・イヤーは選考委員の投票によって決定する。60名の委員がそれぞれ25点の持ち点を対象車10車種(10ベスト)のうち5車種に配点する。そのうち最も高く評価する車種に対して必ず10点を与える。10点を与える車種は1車種とする。2018-2019では、ボルボXC40が363点でイヤーカーに選ばれた。次点はトヨタ『カローラスポーツ』の314点、3位はフォルクスワーゲン『ポロ』の197点だった。

日本カー・オブ・ザ・イヤー2018-2019、10ベスト:マツダCX-8《撮影 平川亮》 日本カー・オブ・ザ・イヤー2018-2019、10ベスト:マツダCX-8《撮影 平川亮》 マツダCX-8《撮影 中野英幸》 マツダCX-8《撮影 中野英幸》 マツダCX-8《撮影 中野英幸》