メルセデスベンツ Bクラス 新型(パリモーターショー2018)

◆スポーツツアラーの性格を強調

メルセデスベンツは10月2日、フランスで開幕したパリモーターショー2018において、小型MPV『Bクラス』(Mercedes-Benz B-Class)の新型をワールドプレミアした。

従来型Bクラスは2世代目モデル、フランクフルトモーターショー2011で発表された。新型は3世代目で、およそ7年ぶりのモデルチェンジとなる。

新型Bクラスは、スポーツツアラーとしてのスポーツ性に重点を置いて開発。エクステリアは、現行モデルよりもダイナミックなデザインを追求。2729mmのロングホイールベースに短いオーバーハング、わずかに下がったルーフライン、最大19インチのタイヤ&ホイールなどが、スポーティさを強調する。

リアは、バンパーに組み込まれたディフューザーや、クロームトリムストリップ、リフレクターが特徴。大型ルーフスポイラーは、エアロダイナミクス性能を高める。Cd値は0.24で現行モデルの0.25から改善。車両の前部面積を小さく抑えており、メルセデスベンツによるとクラス最高のエアフロー特性を備えているという。

◆ミッドサイズ車に匹敵する室内

インテリアは、室内の幅を現行モデルよりも33mm拡大して1456mmとし、ゆとりを追求。メルセデスベンツによると、とくに前席のひじ周りの空間は、ミッドサイズ車に匹敵するという。運転席の地上高は、新型『Aクラス』よりも90mm以上高い。ヘッドルームは、現行よりも増えている。

新型Bクラスには、最新のデジタルコクピットを設定。最大で10.25インチの2つの高精細ワイドディスプレイが用意される。この2つのディスプレイを一枚のガラスカバーで融合したコックピットディスプレイとした。オプションで、ヘッドアップディスプレイも設定する。

◆音声認識アシスタント付き「MBUX」でサービス

また、新型Bクラスには、メルセデスベンツが開発した「MBUX」も採用。音声認識アシスタントを採用、「ヘイ、メルセデス」と呼びかけるだけで、ユーザーの求めるさまざまなサービスを提供する。

新型Bクラスには、最新の先進運転支援システム(ADAS)を導入。メルセデスベンツの最上級サルーン、『Sクラス』用の技術を搭載。歴代Bクラスで初めて、特定の状況下において、部分的な自動運転を可能にする。改良されたカメラシステムとレーダーシステムを使用して、地図やナビゲーションデータを活用しながら、最大500m先の交通量を予測。「アクティブディスタンスアシスト」の「DISTRONIC」が、ドライバーを支援。「アクティブ緊急停止アシスト」や「アクティブレーンアシスト」も採用している。

新型のパワートレインには、1.33リットルの直列4気筒ガソリンターボエンジンを設定。最大出力は136hpと163hpの2種類のチューニングが存在する。トランスミッションは、7速デュアルクラッチの「7G-DCT」を組み合わせている。

メルセデスベンツ Bクラス 新型 メルセデスベンツ Bクラス 新型 メルセデスベンツ Bクラス 新型 メルセデスベンツ Bクラス 新型 メルセデスベンツ Bクラス 新型 メルセデスベンツ Bクラス 新型 メルセデスベンツ Bクラス 新型 メルセデスベンツ Bクラス 新型 メルセデスベンツ Bクラス 新型 メルセデスベンツ Bクラス 新型 メルセデスベンツ Bクラス 新型 メルセデスベンツ Bクラス 新型 メルセデスベンツ Bクラス 新型 メルセデスベンツ Bクラス 新型