大阪市中心部の幹線道路を同方向に走行していたクルマ2台が接触し、2台とも道路へ隣接したコーヒー店のオープンテラスに突っ込む事故が起きた。人的な被害は無かったが、一方の運転者が酒気帯び状態だったことが発覚し、逮捕されている。

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23日午前7時30分ごろ、大阪府大阪市西区内の市道交差点で同方向に走行していた乗用車とワゴン車が衝突。2台とも道路右側のコーヒー店に突っ込む事故が起きた。人的な被害は無かったが、警察はワゴン車の運転者を逮捕している。

大阪府警・西署によると、現場は大阪市西区北堀江1丁目付近で5車線の一方通行路。車線変更していた乗用車に対し、後ろから進行してきたワゴン車が接触。弾みで2台とも路外に逸脱し、道路右側にあるコーヒー店に突っ込んだ。

クルマは店のオープンテラス部分を直撃したが、事故当時はテラスに客はおらず、店内にいた客や従業員にケガはなかった。2台の運転者にもケガはなかったが、ワゴン車を運転していた33歳の男からは酒気帯び相当量のアルコール分を検出しており、警察は道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕している。

現場は大阪市の中心部で、昼夜を通して交通量が非常に多い区間。警察では逮捕した男が飲酒した場所や量の特定を急ぐとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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現場は5車線の一方通行路で、見通しの良い直線区間となっている。2台のクルマは車線変更時に接触しており、追突する形になったワゴン車が前走車を押し出すようにして路外に逸脱していた。

事故が起きた時間帯、クルマが突っ込んできたオープンテラスに客はいなかったが、客や歩行者がいる時間帯であればもっと規模の大きな事故となっていたかもしれない。