ブリヂストンとZMPは7月18日、タイヤ性能試験の無人自動運転化に向けた開発プロジェクトを開始したと発表した。
ブリヂストンは2017年1月、同社のタイヤ性能試験の知見を取り入れた自動運転システムの開発をZMPに委託し、テストコース内での有人自動運転走行をすでに達成。今回のプロジェクトでは、2019年にSAEレベル4の無人自動運転走行によるタイヤ騒音試験の実用化を目指す。
近年、欧州やアジア、日本など世界各国・地域にてタイヤの騒音規制が導入されるなど、タイヤ騒音の低減が求められている。タイヤ性能試験では、走行経路、スピード、ドライバー条件など、より均一な条件が求められるが、自動運転車両の導入により、一定条件下でのテストを繰り返し行うことが可能。人のスキル・ノウハウに依存しない自動運転車両を用いた試験を導入することで、性能評価の精度向上・効率化が期待できる。また、将来的にはプロジェクトで得られる知見を次世代車両向けのタイヤ開発にも活かせる。
自動運転車両は、ZMPの自動運転プラットフォーム車両「RoboCar MiniVan」に自動運転ソフトウェア、IZAC(自動運転制御開発プラットフォーム)、カメラ、LiDAR、テストコースの詳細マップを搭載。テストコースバンク部分に3D LiDARを設置することで、前方視野が遮られるバンク部分での自動走行も可能としている。
タイヤ性能試験を無人自動運転化、ブリヂストン×ZMPがプロジェクト開始
2018年07月18日(水) 17時15分
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