6月30日から7月1日にかけて、富士スピードウェイにてフェラーリレーシングデイズ富士2018が開催されている。
◇F1からチャレンジまでサーキットならではの楽しみ
フェラーリ単体での開催は2年ぶりとなるこのイベント、今年のテーマは“Live Your Dreams”。エンツォ・フェラーリ生誕120周年にもあたり、盛大に開催されている。
最大の見どころはイタリアから来日したF1クリエンティによるフォーミュラ1マシンの走行だ。日本人ドライバーを含め個人所有のF1が10台走行し、富士スピードウェイに甲高い快音を響かせていた。そのうちの1台を駆る日本人ドライバーは、「快晴の中、気持ちよくサーキットを走行することが出来た。当然ながらなかなか乗る機会がないので、この2日間を満喫したい」と語る。
また、サーキットならではということで、XXプログラムも開催。『FXX』や『599XX』などサーキット専用モデルが19台も走行した。
同時にワンメイクレースシリーズ、“フェラーリチャレンジトロフェオピレリアジアパシフィック”の第4ラウンドも開催。今回のレースには43台が参戦し、そのうち13人が日本人ドライバーで、過去最多であるという。
◇クラシケも充実
フェラーリのイベントならではという視点では、クラシケも充実している。最近マラネロでフルレストアし、オリジナルカラーになった『250GT TdF』が展示された。
このクルマは1957年に作られアメリカ渡ったのち、1958年後半からいくつかのレースにプライベート参戦。複数のオーナーの手を渡り日本の現在のオーナーのもとへ。今回はエンジンをオリジナルコンディションにするとともに、ロッソ・チーナの外装色とベージュの内装という工場出荷当時に戻され日本へ帰ってきた。
そのほか『275GTベルリネッタ』も展示され、過去からの系譜もじっくりと見ることが出来る。これら以外にも『F40』や『288GTO』も展示されていた。
また、フォーリセリエプログラムで作られた日本のみのモデル、『J50』も特別展示。フェラーリ正規輸入50周年記念で作られた10台限定のクルマで、最近納車されたばかりのものだという。
そのほかにも、フェラーリ70周年記念テーラーメイドモデルをはじめ、現行車両も展示。一部車種は実際にシートに座ることも出来る。さらに7月1日のみではあるが、『488ピスタ』も日本発お披露目される予定だ。これは『360チャレンジストラダーレ』や『430スクーデリア』などの最新バージョンで、最高出力720馬力を超える3.9リットルV8エンジンを搭載している。
6月30日といえばエンツォ・フェラーリの息子、“ディーノ”・フェラーリが亡くなった日であり、また、彼のアイディアから生まれたとされるV型6気筒エンジンを搭載した『206GT』のラインオフの日だとも伝えられている。そういった特別な日に日本でフェラーリレーシングデイズが開催されていることを日本人として嬉しく思う。
上記レポート内容と同様のプログラムが7月1日にも開催される予定だ。
フェラーリレーシングデイズ富士2018開催中…フェラーリF1が富士で吠える!!
2018年06月30日(土) 18時00分
関連ニュース
- 【クルマら部】クルマ愛クイズ!今回は「F1」から全4問! (04月20日 08時00分)
- 世界限定1台、NOVITECがフェラーリ『812GTS』特別仕様車を発表 (04月10日 15時00分)
- 【F1 日本GP】初の春開催はフェルスタッペンが優勝…レッドブル・ホンダが1-2フィニッシュ (04月07日 21時15分)
- マクラーレン、江戸文字カラーリングを採用…F1日本GP (04月05日 09時30分)
- レゴとF1の融合! 19万個超「実物大」メルセデスAMGを鈴鹿に展示…F1日本GP (04月05日 12時30分)