RMサザビーズは、5月12日にモナコで開催される自動車オークションに、三菱『ギャランVR-4』のグループAラリーカー(1990年式)が出品される、と発表した。
WRC(世界ラリー選手権)は1987年から、年間2500台以上生産される市販車をベースとする「グループA」車両規定を導入。このグループAは、市販モデルの外観を改造してはならないなどの規定があり、三菱はWRC参戦を想定した市販車として、ギャランVR-4を開発した。
ギャランVR-4には、4G63型2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載。駆動方式は4WD。そのノウハウは、後に『ランサーエボリューション』に受け継がれる。
ギャランVR-4のグループAラリーカーは1988年、WRCのニュージーランドラリーでデビュー。1989年には、WRCの1000湖ラリーで優勝。三菱にとってWRCでの勝利は、1976年のサファリラリー以来となった。同年、WRCのRACラリーでも優勝を果たす。
この三菱ギャランVR-4のグループAラリーカー(1990年式)が、RMサザビーズの5月12日のモナコオークションに出品される予定。予想落札価格は、9万〜13万ユーロ(約1175〜1670万円)、としている。
三菱 ギャラン VR-4、往年のWRCグループAマシンがオークションに出品へ
2018年05月11日(金) 21時30分
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