ホンダは自社初のハイブリッドを『インサイト』というスポーツモデルで作ったメーカーであり、ハイブリッドでもスポーティに、という考えをつねに持っている。『フィットハイブリッドS』はそんなインサイトのDNAを受け継いだモデルと言えるだろう。
マイナーチェンジを受けたフィットは従来どおり1種のハイブリッドと、2種のガソリンエンジンを動力源として用意。ハイブリッドは1.5リットルエンジンとモーターを組み合わせたもので、エンジンは110馬力/134Nm、モーターが29.5馬力/160Nmのスペックだ。駆動方式はFFと4WDで、ハイブリッド車のミッションはオートモード付きのDCTのみ。
ハイブリッド車の装備グレード展開はもっともベーシックな「ハイブリッド」から「ハイブリッドF」、「ハイブリッドLホンダセンシング」、「ハイブリッドSホンダセンシング」の4タイプとなる。ハイブリッドLホンダセンシング以上にはホンダセンシングが標準装備される。
ハイブリッドSホンダセンシングはスポーツ指向で、ハイブリッドシリーズで唯一16インチタイヤを装着。DCTのマニュアル操作は手元のパドルスイッチで行うことも可能だ。ブラック&オレンジのスポーティなインテリアに、RSと同様のレザー巻きステアリングなどを装備。さらに遮音、UV&IRカットのウインドウガラスを装備するなど、快適性も向上されている。
フィット全体の価格帯は142万8840円から236万7360円までで、ハイブリッドは169万9920〜236万7360円。ハイブリッドSホンダセンシングはFFが220万5360円、4WDが236万7360円となる。
【ホンダ フィット 改良新型】HVでも走りを追求する ハイブリッドSホンダセンシング[写真蔵]
2017年07月17日(月) 07時30分
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