2017年のルマン24時間レースは、スタートから12時間が経過。No.1ポルシェ「919ハイブリッド」が189周を走破し、トップを快走している。
ナイトセッションに入ってトヨタ勢3台に相次いでトラブルが発生。10時間を迎えるまでに7号車と9号車がリタイアを余儀なくされ、8号車はトップから29周遅れという状況になっている。
一方のポルシェ勢は、序盤に2号車がトラブルに見舞われたが、その後が順調に走行。12時間時点で総合16位まで順位を取り戻し、このペースでいけば現地時間の18日午前にはポルシェが総合でワンツー体制になりそうな勢いだ。
最大のライバルが脱落し、一気に楽な展開になった1号車。陣営としては3年連続の総合優勝も確実という状態になったが、逆に独走状態のまま残り12時間を走り切らなければならない。もしどこかで集中力が途切れて、他クラスとのマシンと接触してしまうと、その座も危うくなる可能性はゼロではない。
ポルシェ勢にとっては、また新たな戦いを強いられる後半戦となりそうだ。
そして、優勝の可能性がほぼ潰えてしまったトヨタ勢だが、モーターのトラブルで2時間近い修復作業を終えた8号車が走行を再開。最後まで諦めずに周回を重ねている。
また、LMP2クラスで平川亮が乗り込むNo.22 G-DRIVEは序盤のトラブルがから復帰し総合50位。LMGTE-Amクラスで澤圭太が乗り込むNo.61クリアウォーターレーシングのフェラーリ『488GTE』は総合39位、加藤寛規が乗り込むNo.60クリアウォーターレーシングのフェラーリ488GTEはナイトセッションで、チームメイトがスピンを喫したこともあり大きく後退。総合49位となっているが、いずれもチェッカーを目指し着実に周回を重ねている。
【ルマン24時間】スタート12時間経過…1号車ポルシェがトップ独走、2号車も順調に挽回
2017年06月18日(日) 10時37分
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