by 南陽一浩 on 2021年06月19日(土) 08時00分
◆進歩は求められるが突飛や凡庸であってはならない
初代の登場から45年以上の長きにわたって総計3500万台以上、フォルクスワーゲン『ゴルフ』は欧州市場のベストセラーであり続けてきた。歴代ゴルフは欧州車的な世界観における不動のセンターというかゼロ座標として、フルモデルチェンジの度、その方向性や出来映えが喧々諤々される。先進的なコンセプトや技術の普及を量販モデルとして担うだけに、時代を移す鏡のような車なのだ。
大定番が印籠のように好まれ・・・
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by 南陽一浩 on 2021年06月17日(木) 15時00分
◆「ソフトウェアが開発業務の中心になっている」
『ゴルフ8』が日本市場でローンチされる数日前、フォルクスワーゲンはオンラインでソフトウェアに関するワークショップを行った。パネラーとして登場したクラウス・ツェルマー、営業マーケティング&アフターセールス担当取締役は、次のように述べた。
「すべての会社と同じようにカスタマーの越えに耳を傾け、サステイナブルなモビリティにおいてもっとも魅力的なブランドとなれるよう、我々はEモビリティにおける・・・
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by 南陽一浩 on 2021年05月19日(水) 12時00分
日本市場でもプジョーは3月には1911台を販売し、再々ブレイクといえる勢いにある。
同じくPSAグループのシトロエンやDS、またルノーも好調を維持しているが、フランス車全体の上り調子は、ニューモデルが魅力的であるだけでなく、従来ながらの輸入車ユーザーを満足させる走りの質、加えて、国産車ユーザーにもアピールする価格づけの妙もある。
そのプジョーの売れ筋、『3008』と『5008』の大胆にフェイスリフトされ、ついにデリバリーが始まった。・・・
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by 南陽一浩 on 2021年04月01日(木) 12時00分
◆アウディ Q5 40 TDI クワトロに試乗
SUVを含めて欧州車もボディ・バリエーションが豊富になった今、「スポーティ」な乗り味も百花繚乱。先に報告した『RS6アバント』に続き、アウディのスポーツモデル・ラインナップ試乗会で試乗した2台目は、「クワンタムグレー」と呼ばれるSライン専用の淡いグレー外装をまとった新型『Q5』の「40 TDI クワトロ」仕様だった。
この3月より発売されたフェイスリフト版は、ワイドになった八角形のシ・・・
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by 南陽一浩 on 2021年03月26日(金) 11時30分
アウディのスポーツモデルのラインナップ試乗会が行われ、3台のニューモデルや追加モデルに試乗した。『R8』や『TT』といった純スポーツカーこそメニューになかったが、クワトロシステムを軸にアウディがミドルレンジ以上のラインナップでも、いかに「スポーティであること」を重視しているか、知らしめる内容だった。
1番手は昨年末より受注が始まっていた『RS6アバント』。怪力&快速スポーツワゴンの代名詞にしてアウディの看板モデルのひとつだ。C8世代の・・・
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by 南陽一浩 on 2021年02月16日(火) 12時00分
先日、春先より欧州で投入するニューモデルとして、新しい『DS 4』をオンラインで発表したフランスのDS。発表会の直後に、DSブランドを指揮するベアトリス・フシェCEOにインタビューする機会を得た。
◆独立ブランドとしてDS 4を再構築…特筆すべき特徴は3点
初代DS 4は、まだシトロエンDSの時代に開発され、マイナーチェンジでDS 4クロスバック、つまりSVUクロスオーバーが加わった。一方で新しいDS 4はコンセプトから開発、ロー・・・
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by 南陽一浩 on 2021年02月10日(水) 06時00分
日本時間の2月10日未明、アウディはかねてよりプロトタイプで示してきた『e-tron GT』の市販版を、ついに全世界のメディアに向けてオンラインで発表した。「e-tron GT クワトロ」と「RS e-tron クワトロ」の2車種で、いずれもゼロエミッションのEVとして、「グランツーリスモ」のコンセプトを未来に向かって再解釈したという。
◆純粋なスポーツカーとは違う「グランツーリスモ」デザイン
アウディのデザインチーフであるマルク・・・
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by 南陽一浩 on 2021年02月09日(火) 09時00分
◆初代ヤリスに土をつけたプジョーの思い出
2020年末よりグループPSAジャパンの新社長に就任した木村隆之氏は、ご存知の方も多い通り、ボルボ・カー・ジャパン前社長として在任中にその年間販売台数を約4割も伸ばした人。スウェーデン車からフランス車へと、文化も戦略も、あるいは価格帯も異なるプジョー、シトロエン、DSを束ねるにあたりどのような戦略を掲げるのか。
「ボルボの木村さん」のイメージが強かったため、グループPSAジャパンを率いること・・・
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by 南陽一浩 on 2021年02月08日(月) 12時00分
◆なぜ欧州でキャプチャーが売れているか
昨年2020年の欧州でのモデル別の販売台数を見ると、8代目の投入効果も手伝ってVW『ゴルフ』が28万6000台強を売り上げ、相変わらず不動の1位。以下2〜5位まではすべて、ひとクラス下のBセグ・ハッチバックが28万台弱〜18万台半ば規模で続く。そして総合6位でクロスオーバーSUVとして第1位となる18万台強を記録したのが、2月25日から日本で発売されるルノー『キャプチャー』、その2世代目だ。
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by 南陽一浩 on 2021年02月05日(金) 11時30分
◆シトロエンC3が底上げ気味に改良されてきた件について
近年のシトロエンでグローバルだけでなく、日本市場でも大ヒット作となった『C3』が、年初よりマイナーチェンジ版へと切り替わっていた。先代モデルが7年弱で国内6500台弱だったところを、現行は3年ちょっとで7600台を超えたのだから、日本でのハイペースな売れ行きが窺えるだろう。
それにしても、昨年から動意づいている欧州Bセグ・ハッチバックの一角を占める一台とはいえ、同門のプジョー『・・・
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5月7日のガソリン給油時にタイヤ空気圧を指定値に合わせて(気温を記録する...[ 続きを見る ]