
中国市場向け新ブランド「アウディ(AUDI)」初の量産モデル『E5スポーツバック』が、上海工場の生産ラインから出荷された。中国での予約販売も開始され、初回納車は9月を予定している。
アウディと中国のパートナー企業SAICとの戦略的提携により開発されたE5スポーツバックは、4ドアの完全電動ファストバックで、最大出力579kW、最大航続距離770kmを実現。後輪駆動またはクワトロ(四輪駆動)を選択でき、0-100km/h加速は最速3.4秒だ。
製造は上海のSAICフォルクスワーゲンの既存工場内に新設された専用ラインで行われ、約700人の従業員が従事している。生産工程は高度に自動化されており、機械学習を活用した品質管理や完全デジタル化された生産管理システムを導入している。
中国専用アウディブランドのフェルミン・ソネイラCEOは、「アウディブランドのすべての車両は、象徴的なデザイン、高品質、技術的精密さ、感情的な走行ダイナミクスと、中国の最先端技術やデジタルエコシステムを融合している。E5スポーツバックは中国市場において妥協のない体験を提供する」と述べた。
また、E5スポーツバックは新開発のアドバンスド・デジタライズド・プラットフォーム(ADP)を採用し、次世代のコネクテッド機能やOTA(無線)アップデートに対応している。今後2年以内にさらに2つのアウディモデルが同工場で生産される予定だ。





