ホンダ『スーパーEVコンセプト』(インドネシアモーターショー2025)《photo by Honda》

ホンダは、インドネシアモーターショー(GIIAS)2025において、高性能EVコンセプト『スーパーEVコンセプト』をアジア・オセアニア地域で初披露した。スーパーEVコンセプトは、ホンダ初の軽乗用EV『N-ONE e:(エヌワンイー)』がベースと見られる。ただし、拡幅された前後フェンダーや専用バンパーなどにより、アグレッシブさを増している。

同モデルは、コンパクトサイズでありながらホンダらしい運転の楽しさを実現する電気自動車として設計されている。軽量でコンパクトなボディに空力性能を追求したデザインを採用し、機敏でレスポンスに優れた走りを実現している。

キャビン設計では「man maximum, machine minimum」の哲学を採用し、乗員スペースを最大化しながら機械部品のスペースを最小化している。これにより、コンパクトなサイズながら広々とした室内空間を確保している。

カモフラージュデザインは機敏で鋭いパフォーマンスを表現し、連続する平行四辺形のグラフィックでホンダのデジタル新時代への取り組みを示している。また、清潔な青と緑の色彩でアジアらしいフレッシュなエネルギーを表現している。

PTホンダ・プロスペクト・モーターのユサク・ビリー セールス&マーケティング・アフターセールス ディレクターは「スーパーEVコンセプトは、効率的で環境に優しいだけでなく、運転する楽しさも提供する電気自動車に対するホンダのグローバルなコミットメントを反映している」と述べた。

同モデルは7月に英国で開催されたグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2025で世界初公開され、ヒルクライムセッションでその性能を披露した。ホンダは英国での走行テストも実施しており、将来的な量産化の可能性も含めて開発を進めている。

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