ルノー『マスター』新型をベースとしたキャンピングカー《photo by Renault》

ルノーとAhorn Campは、ルノー『マスター』新型をベースとしたキャンピングカーを、8月にドイツ・デュッセルドルフで開催される「キャラバンサロン2025」で世界初公開する。

Ahorn Campは全製品ラインを新型ルノーマスター専用で展開する初のブランドとなり、2025年夏から量産を開始する。製造はモーターホーム製造のパイオニアのエルヴィン・ハイマーグループが大規模生産で担当する。

新シリーズは9種類のモーターホームと2種類のキャンピングカーで構成される。キャンピングカーは5万2800ユーロ(約913万円)から、モーターホームは5万8900ユーロ(約1018万円)からの価格設定となっている。

新型マスターの革新技術により、同クラス最高の燃費効率と低排出ガスを実現。エアロバンデザインとマルチエネルギープラットフォームを採用し、130から170hpのブルーdCiディーゼルエンジンを搭載する。

新たに9速オートマチックトランスミッションオプションを用意し、より滑らかで応答性の高い運転体験を提供する。堅牢なシャシーと包括的な先進運転支援システム(ADAS)、インテリジェント新ブレーキシステムにより安全性と安定性を向上させた。

運転席周りでは、新しい人間工学的ドライバーシート、スマート接続機能付きハイテクマルチメディアシステム、純正ルノーバックカメラを装備している。

Ahorn Campとルノーは長年のパートナーシップを築いており、2014年からルノープラットフォーム専用でモーターホームを製造している。ベース車両には、今回で3世代連続のマスターが採用され、業界でも独特の経験と幅広い製品展開を持つ。

8月のワールドプレミア後、車両はドイツを皮切りにヨーロッパ全域のAhorn Campディーラーとパートナー拠点で販売される。

ルノー『マスター』新型をベースとしたキャンピングカー《photo by Renault》 ルノー『マスター』新型をベースとしたキャンピングカー《photo by Renault》