
BMWモトラッドは、4月にツーリングモデル『R 1300 RT』の新型を欧州で発表した。SNS上ではその発表に「すごいデザインしてる…」「物凄く好み、気になる」などさまざまな反響が広がっている。
R 1300 RTは、従来モデルの快適性を継承しつつ、新たなフラットツインエンジンの搭載し、高い運動性能、快適性を有するツーリングモデルへと進化した。
エンジン、シャシー、そして空力設計が一新。搭載される1300ccのボクサーエンジンは最高出力107kW(145hp)/7750rpm、最大トルク149N・m(15.19kgm)/6500rpmを発揮。0-100km/h加速は3.7秒だ。
また、可変スプリングレート設定、2つの個別調整可能なダンピングモード、そして2つの独立したライディングポジションを備え、タンデムにも適応する安定性とシャープなドライビングという二面性を備えている。
シートは高さと角度の調整が可能で、パッセンジャーの快適性も向上。新設計のケースは足元のスペースを広げ、長距離走行時の姿勢変化を容易にしている。
注目はオプション装備の調整可能なカウルだ。側面の形状を変化させることで、独自のデザインを生みながら、都市部など低速で高温となる環境ではライダーに新鮮な風を送り、高速走行時には逆に防雨・防寒の機能を果たす。また、標準装備のウインド&ウェザーガードも進化し、足元までの防風・防水が徹底されている。
標準装備のケースは容量27リットルで、初めて可変容量のバリオケース(27〜33リットル)がオプション設定された。ケースは電動開閉式で中央ロック対応、内装照明やUSB-C充電ポートも備える。トップケースは39リットルと54リットルの2種類となっている。
カラーはアルパインホワイト3、トリプルブラック、レーシングブルー、ブルーリッジマウンテンの4種が設定されている。
X(旧Twitter)ではR 1300 RTの発表に「カウルが可変するの?! 変形ロボじゃん」「スポーツとコンフォートを極めた究極!」と話題となっている。
特に可変式カウルには「斬新過ぎる」「動かしてみたい」など注目が集まっている。また、足回りのみならずライディングポジションから変化する設計には実際に乗って体感したいとの声も挙がっている。
「最強のツーリング」と称する声もある「R 1300 RT」だが一方でスペック、装備の豊富さからその価格を懸念するファンも少なくない。国内発売日・価格は未定となっている。











