
ヒョンデ傘下のキアは、「ニューヨークモーターショー2025」において、初のグローバルEVセダン『EV4』を発表した。2026年前半、米国市場で発売される予定だ。
EV4は、キアの電気自動車グローバルモジュラープラットフォーム(E-GMP)を基盤としており、都市部や郊外の居住者向けに設計された多目的で実用的なコンパクトカーだ。従来のセダンデザインに新しい解釈を加え、CUVやSUVが主流のEV市場に新たな選択肢を提供している。
デザイン面では、キアの「Opposites United」哲学に基づき、自然界と人間社会の対比を取り入れている。低いノーズ、長いテールシルエット、ファストバックルーフラインを組み合わせた独特のスポーティなプロファイルが特徴だ。フロントフェイスには垂直型ヘッドランプとキアの象徴的なスターマップライティングを採用し、モダンで表現力豊かな外観を実現している。
パワートレインは、58.3kWhと81.4kWhの2種類のバッテリーオプションを用意。前輪駆動モデルの航続距離は、それぞれ378kmと530kmと推定されている。DC急速充電では、10%から80%まで約30分で充電可能だ。
内装には、約30インチの大型ディスプレイを搭載し、キアのコネクテッドカーナビゲーションコックピット(ccNC)を採用。さらに、AIアシスタントや車両から外部機器への給電機能(V2L)など、最新の便利機能も備えている。














