
ヒョンデ傘下のキアは、「ニューヨークモーターショー2025」において、電動SUV『EV9』の「ナイトフォールエディション」を初公開した。
ナイトフォールエディションは、デュアルモーターのランドAWDグレードに設定され、6人乗りと7人乗りの2つのシート仕様が用意される。外観の特徴として、新たに専用設計された20インチのグロスブラックホイールが採用され、275/50R20のオールシーズンタイヤが装着されている。
さらに、フロントグリルアクセント、スキッドプレート、ルーフレール、ドアミラー、ドアサイドシルアクセントにもグロスブラック仕上げが施されている。キアとEV9のエンブレムもブラックされ、新色のロードライダーブラウンも選択可能だ。
内装では、ブラックを基調としたカラースキームと専用のシート生地パターンが採用されている。標準仕様は6人乗りで、2列目にキャプテンシートを配置。ファミリー向けのオプションとして、7人乗り仕様も無償で選択できる。
性能面では、ブースト機能が標準装備され、トルクが443lb-ft(600Nm)から516lb-ft(700Nm)に増強される。379hpのデュアルモーターと組み合わせることで、0-96km/h加速は4.5秒を記録する。
充電においては、北米充電規格への変更により、テスラのスーパーチャージャーネットワークにアクセスが可能となった。オプションのアダプターを使用すれば、既存の複合充電システムネットワークも利用できる。
『EV9ナイトフォールエディション』は、キアのジョージア州ウェストポイント工場で生産される予定だ。また、連邦政府の電気自動車税額控除の対象となることも発表されている。







